白髭神社 (桜井市 初瀬)

 白髭神社は法起院の向かい側に鎮座する旧指定村社。奈良時代の749年(天平勝宝元年)に創建(鎮座)された神社です。

 

 祭神は猿田昆古命(さるたひこ)と天宇豆賣命(あめのうずめのみこと)で、神社の由緒書きによると、『 この神様は、寺垣外、上之森、下之森、与喜浦の四区域の氏神様であり、常に氏子を見守って居てくれます。御祭神の由縁に依り、縁結び子宝の神として崇められています 』とあります。

 

 桜井市史によると,地元では普請方除の神様といい、俗に「礼荷(らいふ)さん」と呼んでいる。その他,稲荷社と山の神(自然石)を祀る。例祭は12月15日。なお、この神社を「長谷寺密奏記」がいう三尾神にあて近江国高島三尾崎の神とし、長谷寺本尊の衣木が流れ出たところとする因縁で祀られたとする説があるという。