萬葉集発耀の地 さくらい

 柿本人麻呂、額田王など「山の辺の道」をはじめ桜井市の古道には「万葉集」にその名を残す名歌人たちの歌碑が六十数基、残されています。これらの歌碑は昭和46年当時の桜井市長と桜井市出身の文芸評論家、保田與重郎氏を中心に「心ある人々に記紀万葉のふるさとと桜井の歴史を体感し楽しんでいただこう」という思いで呼びかけられ多くの文化人に賛同をいただき揮毫されたものです。 


さくらい万葉 提供:万葉うたいびと風香・桜井市忍阪区

作者別 万葉歌碑 写真クリックでリンク先(本編)に移動します。

額田王



1.うま酒 三輪の山 あおによし ・・・

・揮毫者(中河与一)・歌碑の場所 景行天皇陵南西の三差路の角。

46.三輪山をしかも隠すか 雲だにも・・・

・揮毫者(川端康成)・歌碑の場所 芝運動公園の広場


柿本人麻呂

3.黒玉の  夜さり来れば・・・  

・揮毫者(武者小路実篤)・歌碑の場所 穴師集落山ノ辺の道

4.三諸の その山なみに 児らが手を・・・  

・揮毫者(佐藤佐太郎)・歌碑の場所 穴師地区の県道沿い。

5.あしひきの 山川の瀬の 鳴るなへに・・・

・揮毫者(鹿児島寿蔵)・歌碑の場所 穴師地区の県道沿い。

6.あしひきの 山かも高き 巻向の・・・

・揮毫者(岡 潔)・歌碑の場所 穴師地区の県道沿い。

7.痛足河 河波立ちぬ 巻目の・・・

・揮毫者(棟方志功)・歌碑の場所 穴師地区巻向川の川べり。

9.いにしへに ありけむ人も わが如か・・・

 ・揮毫者(吉田富三)・歌碑の場所 井寺池近くの通称桧原坂

12.古の 人の植えけむ 杉が枝に・・・

 ・揮毫者(徳川宗敬)・歌碑の場所 桧原神社配電の南

14.わが衣 色に染めなむ うまさけ・・・

 ・揮毫者(林 房雄)・歌碑の場所 平等寺の山門の近く

19.しきしまの 大和の国は 言霊の・・・ 

 ・揮毫者(平泉 澄)・歌碑の場所 磯城嶋公園の大和側沿いに建つ

22.こもりくの 泊瀬の山の 山の際に・・・

 ・揮毫者(堀口大学)・歌碑の場所 国道から朝倉小学校に至る道端

36.大君は 神にしませば 真木の立つ・・・

 ・揮毫者(宇野哲人)・歌碑の場所 倉橋のため池を背に「ふれあい公園」の中に建つ 

39.久方の 天ゆく月を 網にさし・・・

・揮毫者(山岡荘八)・歌碑の場所 談山神社山門のそば。 

41.巻向の 桧原も未だ 雲いねば・・・

・揮毫者(山本健吉)・歌碑の場所 相撲神社境内の広場。 

56.鳴神の 音のみ聞きし 巻向の ・・・

・揮毫者(千 宗室)・歌碑の場所 井寺池東側の農道を北に上がった所。 


倭建命

56.鳴神の 音のみ聞きし 巻向の ・・・

・揮毫者(千 宗室)・歌碑の場所 井寺池東側の農道を北に上がった所。 

8.  巻向の山辺とよみて・・・ 

作者:倭建命  場所:箸中上県道沿い


10.  大和は国のまほろば・・・ 

作者:倭建命  場所:井寺池畔

11.三諸は人の守る山・・・

作者:不詳 場所:井寺池畔


13.山吹の立ちよそ・・・

作者:高市皇子 場所:玄ぴ庵北


15.磯城島の大和の国に・・・

作者:不詳 場所:志貴坐御県神社


16. 紫は ほのさすもの・・・ 

作者:不詳 場所:金屋集落

17.隠国の 泊瀬山・・・

作者:不詳  場所:金屋大和川沿い


18.  夕さらばかわず鳴くな・・ 

作者:不詳  場所:金屋仏教伝来地碑横


20. 苦しくも降り来る 雨・・・ 

作者:長忌寸奥麿  場所:椿山入口付近

21.夕されば小倉 の山に・・・

作:雄略天皇 場所:脇本集会所横


23-2.こもよ みこもち ・・・

作:雄略天皇 場所:白山神社境内


23-3. 茂岡に 神さび立ち・・・ 

作者:紀鹿人  場所:市立図書館敷地内

25.こもりくの泊瀬の山・・・

作者:不詳 場所:長谷寺山門前


26.こもりくの 泊瀬の山は・ 

作者:大伴坂上郎女  場所:長谷寺本堂横

27.秋山の 木の下隠り・・・

作者:鏡王女 場所:舒明陵の東


28.古へに恋ふる鳥か・・・  

作者:弓削皇子、額田王  場所:粟原寺跡

30.つゆさはふ 磐余も過ぎ・・

作:春日蔵首老 場所:文殊院境内


31.きんう せいしゃに・・・ 

作: 大津皇子・大来皇女  場所:吉備池

32.ももつたふ磐余の池・・・

作者:大津皇子 場所:吉備池畔


33.うつもみの人なる・・・  

作者:大津皇子  場所:吉備池畔

34.くらはしの 山を高み・・

作:間人宿袮大浦 場所:聖林寺前


35.梯立ての 倉橋山に立て・  

作: 不詳  場所:高齢者総合福祉C敷地内


37.山川に おしふた・・・  

作者:野中川原史満  場所:山田寺境内

38.梯立ての 倉橋山を・・

作:仁徳天皇 場所:不動滝横


40.あまくもに ちかく・・

作者:不詳 場所:兵主神社境内


42.あし原の しけしき・・・

作:神武天皇 場所:茅原聖跡碑


43.ぬばたまの 夜霧ぞ立・・   

作者: 舎人皇子  場所:高家集落内

44.降る雪は あわにな・・・

作者:穂積皇子 場所:吉隠公民館


45.泊瀬川 速み早瀬を ・・・

作者: 不詳   場所:磯城島公園横


47.ひとごとを しげみ・・  

作者: 但馬皇女  場所:出雲区国道沿い

48.かぐ山は 畝火をを・・・

作者:天智天皇 場所:井寺池畔


49.うま酒 三輪の祝が・・・  

作者:長屋王    場所:大神神社宝物殿横

50.狭井川よ 雲立ちわたり・・・

作:伊須気余理比売 場所:月山記念館


51.家にあらば妹が手まかむ・・ 

作者: 聖徳太子場所:上之宮春日神社

52.うらねらふ 跡見山・・・

作者:不詳 場所:等弥神社霊畤横


53.やまとは国のまほろ・・・  

作者:  倭建命   場所:大神神社宝物殿横

54.みわやまの山辺・・・

作:高市皇子 場所:桧原神社北方


55.吾はもや 安見児 ・・・   

作者: 藤原鎌足   場所:談山神社境内


58.こもりくの はつせの山・   

作: 大伴坂上郎女  場所:三十八柱神社

59.射目立てて跡見の・・・

作者:紀朝臣鹿人 場所:等彌神社境内 


60.妹(いも)が目を跡・・・  

作者:大伴坂上郎女   場所:等彌神社

62.この神酒はわが神酒・・・  

作者:活日 場所:大神神社宝物殿横

61.大坂に継ぎ登れる石群・・

作者:不詳 場所:箸墓古墳