25.こもりくの泊瀬の山に照る・・

隠国(こもりく)の

 

泊瀬の山に 照る月は

 

みちかけしけり 人の常なき

 

 万葉集巻7ー1270 作者不詳 

 


 歌の意味 

初瀬の山に照る月は、

満ちたり欠けたりすることだ

そのように人生もまた

無常なことよ。

 

揮毫者  林 武

明治・大正・昭和期の洋画家。独立美術協会の創立に参加。代表作に「梳る(くしけずる)女」等。

 

歌碑の場所 25番 

長谷寺の山門前の井戸のほとりに北西を向いて建つ。