51.家にあらば妹が手まかむ・・
家にあらば
妹(いも)が手まかむ
草枕
旅にこやせる
この旅人あはれ
万葉集巻3-415 聖徳太子
☆「聖徳太子が竹原井にお出かけになった時に、竜田山の死人を見て 悲しんでお作りになった歌」とされている。
歌の意味
家にいたならば妻の手を枕にすることであろうに、旅先で倒れておいでになるこの旅人よ、ああ。
聖徳太子
欽明天皇の孫。用明天皇の皇子。
母は父の異母妹,穴穂部間人皇女。聖徳太子妃の刀自古郎女(とじこ の いらつめ)も稲目の孫、馬子の娘である。