さくらいのお土産


●三輪そうめん

三輪素麺工業協同組合HPより
三輪素麺工業協同組合HPより

大和さくらい100選 食・伝統・芸能・体験

 

 江戸時代の宝暦4年(1754)刊行の「日本山海名物図絵」に三輪素麺について「大和三輪素麺名物也、細きこと糸の如く白きこと雪の如し、茹でて太らず余国より出ずる素麺の及ぶところにあらず」とあり当時から日本一とされておりました。

発祥の地である三輪素麺の技法はお伊勢参りの途中で訪れた人々を魅了し、手延べの製法も播州(兵庫県)、小豆島、島原など各地に伝えられ、それぞれの地で素麺づくりが盛んになっています。その中でも三輪素麺が人気を博しているのは、細くて煮くずれがなく、適当な腰がある素麺本来の風味が活かされている事にあり今も  三輪と言えば素麺、素麺と言えば三輪と言われるように、全国に知られるブランド品です

 

三輪の自然豊かな風土と清らかな水、寒暖の激しい三輪山の麓で丁寧に熟成させた職人の技が光る三輪素麺をぜひ、お土産にどうぞ! 

奈良県三輪素麺工業協同組合 http://www.miwasoumen-kumiai.com/


●笠そば

大和さくらい100選 食・伝統・芸能・体験 

 

 標高400~500mにある笠地区は、農地の活用方法として、平成4年からそばの栽培に取り組み、現在は約15haの広大な畑地で栽培され、この地のそばに適した気候条件、風土、寒暖差が「うまい」笠そばを育てています。 

笠そばは、地元産のそば粉を100%使用し、石臼で挽いたあと、昔ながらの手法で丁寧に作られた風味豊かなそばです。。お土産用には、笠そば(乾麺)や、そばかりんとう、が用意されています。笠そばの、おいしさは口コミで広がり、遠方から何度も足を運ばれる笠そばファンの方も多数いらっしゃいます。 笠のそば畑についてはこのページをご覧ください。

 


●くさ餅

 初瀬街道は、古くは万葉の時代から栄え平安時代には紫式部や清少納言など当時の流行作家も初瀬参りに訪れるほど賑わい江戸時代にも、お伊勢参りの通りとして栄えてきました。

 

参拝の途中好んで召し上がったのがくさ餅!天然ヨモギを練りこみ、臼と杵で作った香り豊かなくさ餅が自慢です。参道には数軒の草餅のお店があり一軒一軒、心を込めて手作りしています。初瀬のお土産にはぜひ名物の草餅をどうぞ!

 

初瀬観光協会公式ホームページ 

 http://www.hase-kanko.com/area/area-kau.html


●穴師のみかん

大和さくらい100選 食・伝統・芸能・体験

 

 日本最古の道「山の辺の道」が通る穴師地区では約200年前から山麓の段々畑を利用してみかんが栽培され、おいしいと人気を博しています。 

記紀によれば、このあたりに宮を持った第11代垂仁天皇から命を受けた家臣の田道間守は常世の国(中国の江南地方)で不老長寿の薬とされた柑橘を10年かけて探し日本に持ち帰りました。しかし、すでに天皇は亡く悲しみのあまり陵の前で殉死しました。そして持ち帰った柑橘を穴師の里に植えたのがわが国のみかん栽培の始まりと言う伝承があり田道間守は、今も穴師大兵主神社に橘神社として祀られています。「穴師のみかん」には古代万葉の香りとやまとびとの心がこもっています。

 


●三輪の酒

大和さくらい100選 食・伝統・芸能・体験

 

 日本最古の神社、大神神社は、酒造りの神様として、酒の二大神である、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀り摂社の活日(いくひ)神社には、杜氏の祖と言われる高橋活日を祀っています。 

 

毎年11月14日には新酒の醸造安全祈願祭「酒まつり」が執り行われこの日、拝殿向拝に吊られている大きな杉玉が、新しく取り替えられ酒造家は三輪山の神杉の葉を球状に束ねて作られた小型の杉玉を持ち帰り、新酒ができたしるしとして軒先 に吊るします。是非、酒造り発祥の地「三輪」の清水で作られたお酒を、おみやげにどうぞ!


●奈良べっ甲

桜井市の上之宮遺跡から日本最古の加工された「べっ甲」が出土しています。正倉院宝物の中にもべっ甲細工は伝えられており、千三百年以上の歴史を持つ伝統工芸品として現在に受け継がれています。池田工房は、この縁のある桜井の地で四十年以上も工房を開き、伝統の技術を守っています。

 

池田工房の繊細で美しい透かし彫りは、細い糸ノコを使い、職人の手作業で丁寧に作り上げます。簪やネックレスなど、べっ甲装身具の即売もしています。

 

奈良県桜井市茅原168 池田工房   電話 0744(43)4734  https://www.ikedakobo.com/