古道紀行

 さくらいは、6世紀末、第33代推古天皇が飛鳥の地に都を移すまでのおよそ400年にわたる我が国の国家成立の舞台となった。 そんな古い歴史を持つ桜井市には「山の辺の道」をはじめ沢山の古道が残されています。古代の魅力を現代に伝える古刹名刹と、それらを豊かな自然でつなぐ古道散策は、遠い過去への静かな旅、路肩や草むらに見つけた歌碑に刻まれる歌の世界を知ることで万葉びとの心にふれることができるでしょう。ここでは桜井市の古道に沿って点在するいろんな名所旧跡を七古道に分けてご紹介します。